プラズマローゲンと記憶力

2018.5.5

記憶力とは?

言葉やものごとなど、さまざまなことを忘れずに覚えておくことを「記憶」と言いますが、記憶力とは、その名の通りこの記憶のために必要な「覚えておく力」です。

普段、生活の中でも「記憶力がいい」などと言うことがあります。この場合の記憶力は「暗記能力」を指していることが多いですが、実は、生活の中で暗記に注力する場面はそれほどありません。私たちが生活の中で記憶力を使うとすれば、「本屋に向かいながら欲しい本を覚えておく」など、何か行動しながら短い時間だけ記憶する、というケースの方がずっと多いでしょう。

このように、行動しながら記憶することは「ワーキングメモリ」「作業記憶」などと呼ばれます。作動記憶は、私たちが普段会話をするときにも働いています。今話している会話の内容を覚え、理解することで会話がつながっていくのです。ちなみに、覚えた事柄を一定時間経過後に思い出す、というための能力は「遅延再生」と呼ばれ、こちらも重要な記憶機能のひとつです。

記憶力が衰えるとどうなる?

記憶力を支えるのは、脳の「海馬」「前頭連合野」といった部分で、これらがきちんと機能することで記憶力が保たれています。しかし、この機能は20~30代がピークで、以降は加齢にともない徐々に衰えていきます。

機能の衰えによって作動記憶がうまく働かなくなると、「買い物で店に来たのに何を買うのか忘れてしまった」「何か言おうと思ったが何を言いたかったのか忘れてしまった」といった現象が起こります。また、遅延再生の衰えでは、「昨夜食べたものが何か思い出せない」といったことも。こうした物忘れは誰にでも見られるものですが、特に衰えがひどくなると、人の名前や顔が覚えられなくなったりお金の管理ができなくなったりと日常生活にも支障をきたすようになります。

記憶力を強化するには?

私たちは日常的に作動記憶を働かせているため、通常通りの生活を送っていれば無理に強化する必要もありません。ただし、加齢によりひどく機能が低下しているときには、覚える物事をイメージする「イメージング」が有効です。作動記憶で一度に処理できる情報は3つまでとされているので、例えば料理をつくるときの材料ひとつひとつ覚えるのでなく、その料理をイメージ化し、材料をひとつにまとめて思い浮かべられるようにする、といった具合です。

意識的に鍛えるのであれば、「看板を一瞬見て記憶し、目で確認せずに頭に思い浮かべてみる」「新聞や本を読む際、1文字ずつ読んでいくのでなく10文字程度のブロックごとに見て読んでいく」といった方法もおすすめです。

プラズマローゲンと記憶力の研究の第一人者

このように、人間が生きていくうえで記憶力は欠かすことのできない、非常に大切な能力であることには疑問を挟む余地はないと思います。

年を重ねるにつれて衰えていく記憶力と、それを改善する物質について研究を重ねてきた人物をご紹介します。

九州大学の藤野武彦博士です。藤野博士は、長年にわたって脳や記憶力に関係する成分を研究してきました。その過程で辿り着いたのがプラズマローゲンです。

プラズマローゲンについては1995年にアメリカのチームがアルツハイマー患者の脳内では減少していることを発見し、その後、藤野博士のチームでも同様の臨床結果を得ました。

「体内で減少したプラズマローゲンを補うことで、記憶力が回復するのではないか?」。この仮説を検証すべく、藤野博士はさまざまな動物からプラズマローゲンの抽出に挑戦し、長い年月と試行錯誤の結果、その抽出に成功したのです。

記憶力とプラズマローゲンの関係

プラズマローゲンが記憶力と関係があるのか、実際に臨床実験を行った結果があります。

この臨床試験は無作為化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験により実施されました。これはトクホが行う臨床試験と同じ方法です。

ランダムに選んだ被験者を、テスト製品を摂取するグループと有効成分を含まない偽薬を摂取するグループに割振りし、実施している内容を医師からも被験者からも不明 にして、思い込みや先入観によるずれを防いで正確なデータを出す方法です。

この臨床試験を健康な40歳から77歳までの75人に対して12 週間行い、プラズマローゲンと記憶力に関連があるのか科学的根拠を実証しました。

この記憶力に関する臨床試験については2016年12月に医学雑誌に論文として掲載されました。健常者に対するプラズマローゲンの臨床試験論文は、他に例はありません。( その後、丸大食品株式会社が 2017年9月に発表)

実際の臨床試験の結果は、以下のようになっています。

これは、2つのグループに、プラズマローゲンと有効成分が入っていない偽薬を継続的に摂取してもらい、6週間、12週間経過した時点で様々な認知機能のテストをしたものです。0~4の5段階評価で、2が基準点となっています。

下記のデータからも分かるように、プラズマローゲンを摂取したグループの方が、様々な記憶力や認知機能の改善がみられているのが分かります。